「REFLECTIONS―時代を見る眼― 」

沖縄県立博物館・美術館へ、<美術館コレクション展 2022.1.29~2022.6.26>を観に行く。

https://okimu.jp/exhibition/reflections/


「REFLECTIONS―時代を見る眼― 」後期展示。

「生きるうえで、社会や時代と無関係でいられる人はいないでしょう。作家もまた、自らが生きる時代をとらえ、時に批評し、問いかけるような作品を生み出しています。 本展覧会では、「沖縄戦」「ベトナム戦争」「国家」そして「越境」のテーマに分け、当館がコレクションする沖縄、日本(本土)、アジアの現代美術作品から、それぞれの置かれた時代を見つめた作品を紹介します。」


大型連休。県外からフラフラと遊びに来た私に、目を覚ませとばかりに飛んできた拳。

私は歴史の中に生きている。すべては繋がり、繰り返す。

私に何ができるのだろう?

客のまばらな展示室で、戸惑いと後ろめたさと無力感とに胸ぐらをつかまれたまま、私は泣き出しそうだった。


本土復帰50年? 私には何一つ、わかっていないのだろう。

「おまえたちには何も期待しない」

展示室を出るとき、そんな声を背中に聞いた気がした。

「夢を見たまま、いい子はおうちへお帰り」


***

ミュージアムショップで図録を購入した。

重く分厚い一冊を抱えて、私は東京へ帰る。



書くこと。生きること。:Hiromi's Blog

書くこと。学び、考えること。難病ALSに罹患し、世界や自分のあり様を疑う戦慄の時間。生きた証として書いていきます。 satohiromi.amebaownd.com/