読書メモ(44)
【期間:2022/10/16〜2022/10/31】
①『金子文子 自己・天皇制国家・朝鮮人』山田昭次(影書房・1996)
②『東京満蒙開拓団』東京満蒙開拓団を知る会(ゆまに書房・2012)
③『きずなと思いやりが日本をダメにする 最新進化学が解き明かす「心と社会」』長谷川眞理子・山岸俊男(集英社インターナショナル・2016)
①ー「関東大震災時の朝鮮人虐殺。その事実の隠蔽のためにフレームアップされた《朴烈=金子文子大逆事件》。死刑判決を受けた文子は、転向を拒否し恩赦状も破り棄て、天皇制国家と独り対決する。文子はなぜ当時の支配的価値観から自由たり得たのか。従来の研究・探索の成果を踏まえ、基礎文献に丹念にあたり、獄中自死に至るまでの文子をめぐる環境、内面の葛藤を辿った決定版評伝。事件の核心に切り込みつつ、日本の近代と金子文子の全生涯・思想の今日的意味を問う。」(http://www.kageshobo.com/main/books/kanekofumiko.html)
②ー「多くの悲劇を生んだ満蒙開拓団のなかで、その史実が空白となっていた東京からの開拓団を追った本格的研究。5年の歳月をかけ、書籍、新聞はもちろん公文書まで調査し、また聞き書きを加え、東京からの満蒙開拓団の全貌をあきらかにする。社会福祉団体が牽引した「天照園移民」、エリート養成を目指した「満洲鏡泊学園」、宗教団体が関わった「多摩川農民訓練所」、大量移民期に対応する「東京府拓務訓練所」、新島の「分村」、女性の立場から見た「大陸の花嫁」、戦時体制の被害者である「転業開拓団」、戦争末期に現れた「青少年義勇軍」、「報国農場」、空襲被災者の「疎開開拓団」、幻の「小河内村開拓団伝説」など、多くの事実を発掘。」(https://www.yumani.co.jp/np/isbn/9784843339404)
③ー「「美しい日本」「女性活躍」など空疎な言葉が並ぶ昨今の日本政治。誰もがなんとなく「これでいいのか」と思っている問題に、最新の進化学、社会心理学、脳科学などを駆使してずばり、切り込む !/なぜ人類にしか「おばあさん」はいないのか?/友だちの数の上限は150人と言われるわけ/いじめの「最終的解決」は学校教育の廃止?/なぜ人は差別をするのか?/引きこもりは究極の他者依存?/社会問題を「心と進化」の視点から考える!「目から鱗」間違いなしの痛快対談!」(https://www.shueisha-int.co.jp/publish/%E3%81%8D%E3%81%9A%E3%81%AA%E3%81%A8%E6%80%9D%E3%81%84%E3%82%84%E3%82%8A%E3%81%8C%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%82%92%E3%83%80%E3%83%A1%E3%81%AB%E3%81%99%E3%82%8B)
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