頭の動きでマウスを動かすフリーソフト”Camera Mouse”

パソコンやスマホの操作による過剰な負荷によって、急速に動かなくなりつつ私の利き手。これ以上酷使を続ければ、手の障害がますます急なペースで進んでしまうらしい。利き手が担う多すぎる仕事量を、まだよく動く別の部位に振り分けてあげたい。そして可能な限り、この手を休ませてあげたい。

そんな思いからあれこれ入力デバイスを探していたところ、無料で簡単に導入できる”Camera Mouse”というソフトを知った。

「Camera Mouseは、頭を動かすだけでパソコン画面のマウスポインタをコントロールすることができる無料のプログラムです。

Camera Mouseを使うには、Windowsコンピュータとwebカメラが必要です。」

ソフトのインストールと簡単な設定だけですぐに使用できる。

今まさに必要としている人に届きますように。


”Thank you so much for Camera Mouse. Having ALS and not being able to move my arms, Camera Mouse has changed my life."

-- United States

【Camera Mouse】

http://www.cameramouse.org/


使ってみた。

ダウンロード&インストールは無料かつ簡単。

(OS:Windows11 pro)

起動するとwebカメラに写る自分の映像が。ポインタを動かすための基点となる顔の部位を決め、そこをクリックすると、その箇所にライトグリーンの小さな四角が表示される。

顔を左右にゆっくり動かすと、小さな四角も指定した部位について動く。

「Settings」のボタンを押すと、クリック(シングル、ダブル、右)や操作音、ポインタの動きの繊細さ、プログラムの起動方法(Ctrlキーで開始、F9で開始、など)等々、カスタマイズが可能。

F9キーなどで起動するとすぐに、顔の動きに合わせてポインタが動いているのが確認できるだろう。

Windows PCとwebカメラさえあれば、新たな機器の購入は不要。設定方法も直感的で、ソフトとしての使用感も軽い。

パソコンへの入力方法をお探しの方へ。選択肢の一つとして、いかがでしょうか。


※ご使用になる方の責任においてインストール&ご使用ください。

※Special thanks for my friend!! :-)

書くこと。生きること。:Hiromi's Blog

書くこと。学び、考えること。難病ALSに罹患し、世界や自分のあり様を疑う戦慄の時間。生きた証として書いていきます。 satohiromi.amebaownd.com/