歴史に学ぶということ
【バラエティー番組で露出が増えた自衛隊 迫力ある映像、喜ぶタレント…そこに危うさが潜んでいないか】(東京新聞2023/11/19)
戦時中のプロパガンダ映画や『航空少年』といった子供向け軍事雑誌を思い出す。
ガザ市民の最後の命の拠り所であったシファ病院に、雪崩を打って攻め入るイスラエル軍。その銃口の前に、無抵抗な患者や新生児たちの命が脅かされてゆく。そんな残酷で凄惨な現実に、心を痛める私たちがいる。
戦闘機や戦車の高性能でカッコいい映像を喜びながら、インフルエンサーらがその好感度の向こうで揃って叫ぶこの国の安全保障の危機を、いつの間にか受け入れている私たちがいる。
どちらも私たちだ。
私は、家族も、友人も、世界中のあらゆる人たちも、絶対に戦争なんかで死なせたくない。
私は、間違えたくない。
故に私は、歴史に学ぶ。
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