袴田巌さんの再審が結審 |NHK
1966年6月、静岡県で一家4人が殺害されたこの事件がいつまでも「袴田事件」と呼ばれることに苛立っていた私なのだけれど、ここに至るすべての経緯、すなわち47年7か月投獄され、33年間もの間、再審でも無罪判決の公算が大きい事件の“犯人”として死刑の恐怖に口もきけなくなるほど苦しめられた人の名前をとってこの事件が「袴田事件」と呼ばれることは、世の人の心にこの一連の出来事が忘れられないようしかと刻まれるべし、という意味で、もしかしたらアリなのかもしれないと少し思うようになりました。
「審理の最後には、袴田さんの姉のひで子さん(91)が『私も91歳、弟も88歳でございます。余命いくばくもない人生かと思いますが、弟、巌を人間らしく過ごさせてくださいますようお願い申し上げます』と訴えました。」
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