新しい年に
心の奥の奥から
その人のためではなく
私のため真っ直ぐに心を配ってくださる人があるということに
乾ききって風に吹き飛ばされ
踏みつぶされ擦り切れ粉々になったはずの
アスファルトの上のイチョウの葉のような
心が
潤い、滲んで
排水溝に散り落ちて流される前に、
もう少しこうしてここに
お日様の仰げるここに
踏んばっていたいと
***
私はと言えば、これからも
たぶん全然、よい人にはなりません。
利口者にも、なれません。
そんな者に、なりたくはありません。
ただ己が
卑怯者にならないように
嘘つきにならないように
日々自分自身が更新されていくこと
そして
今を悲しみの中で生きる人たちが
少しでもその涙を流さずにしゃがみ込まずに生きていける世界になって欲しいと
それだけを望んでいます。
大変な世の中ですが
あなたに、世界にとって
よい一年になりますように
心から。
0コメント