無題20210416
「復興五輪」
「人類がコロナに打ち勝った証としてのオリンピック・パラリンピック」
いつも"弱者"は利用されるばかりで、本当に救われることはない。
病を克服し五輪代表に内定した水泳選手はアスリートとして素晴らしいと思うが、いい加減、もうこのパターンはやめにしないか。
大勢の選手や競技関係者、報道関係者が世界中から東京にやって来ることは、深く考えるまでもなく感染症対策を考えるとき大きなリスクとなるだろう。国内外の人の行き来が激増し、おそらく我が国の感染は収まるどころか目も当てられない程に拡大して、医療従事者をはじめとするエッセンシャルワーカーたちの不安も負担も忍耐も使命感も限界を遥かに超えてしまう。同調圧力にがんじがらめで声をあげることを好まない私たちの生活は乾いた砂の城壁の如く足下からさらさらとに崩れ、心優しい私たちはやっと開けた口にぱくぱくと声を枯らせ静かに斃れていく。
私の危惧は、"夢物語"だろうか。
選手が可哀想、という理屈でオリンピック開催を願う人びとは、自分や自分の家族が感染し生命を脅かされ後遺症に苦しんでも、開催を支持するのだろうか。
そうだ。そんなに利用したいなら、私を利用してくださいな。カワイソウなALS患者が胸に手を組み息も絶え絶えに五輪中止を祈っています。どうかどうか、みんなの為にもお願いしますと。
これなら少しは言い訳も格好もつくんじゃないかしら。弱きを守り助けるために、さあ今こそ御英断を。
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