恋慕


空の下に山の湧く
春の陽に炊かれ
吹きこぼれる木々の芽

空の下に山の寝る
春の陽に叱られ
四角四面に丸い木々の葉

空の下に山の走る
春の陽に泣かれ
抱きつかれてお前は何処へ

空の下に山のただ在る
頼まず期待せず笑む君に
唇を寄せよう


書くこと。生きること。:Hiromi's Blog

書くこと。学び、考えること。難病ALSに罹患し、世界や自分のあり様を疑う戦慄の時間。生きた証として書いていきます。 satohiromi.amebaownd.com/