読書メモ⑩

吉村昭記念文学館の企画展「吉村昭 医学小説 伝染病予防に奔走した人々」の期間が延長になったらしい。企画展で取り上げられる4作品のうち3作品についてまだ読み終わっておらず、それどころか入手すらできていないものもあって、緊急事態宣言による休館も重なりどうなることかとひやひやしたが、なんとか間に合うかもしれない。

今回の企画展で特集されている作品の一つ、『破船』を読む。圧巻。吉村作品の中で最も多くの言語に翻訳され、海外でも高い評価を受けていると知る。納得。

https://www.yoshimurabungakukan.city.arakawa.tokyo.jp/igaku2021/



【期間:2021/05/16~2021/05/31】

①『村に火をつけ、白痴になれ 伊藤野枝伝』栗原康(岩波現代文庫・2020)

②『紙の月』角田光代(ハルキ文庫・2014)

③『沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史(上)』佐野眞一(集英社文庫・2011)

④『沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史(下)』佐野眞一(集英社文庫・2011)

⑤『落ち葉をまく庭』手塚英孝(東邦出版社・1973)

⑥『朱の丸御用船』吉村昭(文春文庫・2000)

⑦『破船』吉村昭(新潮文庫・1985)

⑧『碇星 いかりぼし』吉村昭(中公文庫・2002)

⑨『見えない橋』吉村昭(文春文庫・2005)



書くこと。生きること。

書くこと。学び、考えること。難病ALSに罹患し、世界や自分のあり様を疑う戦慄の時間。生きた証として書いていきます。 satohiromi.amebaownd.com/