観察日記②
成長記録をこれまでずっと写真におさめていたのですが、いつからか私の指と感動が追いつけないほどに次々と兄弟姉妹たちが芽を出して、このような大家族になりました。
手前真ん中の葉は昨年12月初旬に、少し不思議な形の芽として鉢の中にその存在を示し始めたのですが、あれよあれよと大きくなって、今ではとても大胆な“欠落”をまるでこれが最新モードでございとばかりに威風堂々主張し始め、そう言われるとなんだかカッコいいわね、とその迷いの無いたたずまいに軽い憧れすら覚えてしまっている今日この頃です。アタシモアナタミタイデアリタイヨ。その次の次に芽を出した子にもワイシャツのボタンホールくらいの“隙間”がそのキュートな葉に空いていて、お前も大きくおなりよ、と思わず声を掛けずにはいられません。そうそう、考えてみれば昨夏、私がすっかり体調を崩した頃に、まるでシンクロしてくれたかのようにヒョロリンとなんとかかんとか育ってくれた隙間だらけの薄く小さな葉も、過ぎていった時間を思い起こさせてくれるように、今ではいぶし銀の貫禄でスッと弟妹らにその小さくて大きい背中を見せてくれているのでした(画面中央右の子です)。一緒にがんばろう、な。
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