読書メモ(40)
【期間:2022/08/16〜2022/08/31】
①『読んでいない本について堂々と語る方法』ピエール・バイヤール 訳・大浦康介(ちくま学芸文庫・2016)
②『未完の敗戦』山崎雅弘(集英社新書・2022)
③『ルポ 誰が国語力を殺すのか』石井光太(文藝春秋・2022)
①ー「本は読んでいなくてもコメントできる。いや、むしろ読んでいないほうがいいくらいだ―大胆不敵なテーゼをひっさげて、フランス文壇の鬼才が放つ世界的ベストセラー。ヴァレリー、エーコ、漱石など、古今東西の名作から読書をめぐるシーンをとりあげ、知識人たちがいかに鮮やかに「読んだふり」をやってのけたかを例証。テクストの細部にひきずられて自分を見失うことなく、その書物の位置づけを大づかみに捉える力こそ、「教養」の正体なのだ。そのコツさえ押さえれば、とっさのコメントも、レポートや小論文も、もう怖くない!すべての読書家必携の快著。」(https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480097576/)
②ー「なぜこの国は人を粗末に扱うのか?その根本原因に迫る!コロナ対策、東京五輪強行開催、差別やハラスメント、長時間労働、低賃金……。日本の組織はあまりにも人間を、人の命や暮らしを、軽視していないか?こうした状況と酷似するのが、先の戦争中の日本社会だ。本書では、大日本帝国時代の歴史を追いながら、その思考の構造を明らかにし、今もなおその精神文化が社会のあちこちにはびこる事実を数多くの事例を通して検証。敗戦で否定されたはずの当時の精神文化と決別しなければ、一人一人の人間とその暮らしが尊重される「民主」社会は実現しない。仕方ない、という思い込みとあきらめの思考から脱却するためのヒントと道筋を提示する書。」(https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-721216-7)
③ー「『ごんぎつね』の読めない小学生、反省文の書けない高校生……子供たちの言葉を奪う社会の病理と国語力再生の最前線を描く渾身のルポ!/・オノマトペでしか自分の罪を説明できない少年たち/・交際相手に恐喝されても被害を認識できない女子生徒/・不登校児たちの〈言葉を取り戻す〉フリースクールの挑戦/・文庫まるごと一冊の精読で画期的な成果をあげる全人的な教育/・〈答えのない問い〉が他者への想像力を鍛える「哲学対話」……etc./「文春オンライン」200万PV突破の衝撃ルポ「熊本県インスタいじめ自殺事件」を含む、現代のリアルと再生への道筋に迫った瞠目のノンフィクション!今、子供たちを救えるか? 未来への試金石となる全日本人必読の書」(https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163915753)
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