読書メモ(20)


この世界にわたしの場所を作りましょう。
たとえ、ひとりでも。たとえ、それがどんなに小さくても。


【期間:2021/10/16~2021/10/31】
①『後悔と自責の哲学』中島義道(河出文庫・2009)
②『くらしのアナキズム』松村圭一郎(ミシマ社・2021)

①―「「なぜあの時、ああしてしまったんだろう」「なぜ私ではなく、あの人が?」 人なら誰しも日々かみしめる苦い思い=「後悔」「自責」を問いかえす中から、意図、偶然、 運命、同情など切実な主題と人間と世界の本質にせまり、「哲学」することの初心をよびさ ます、あざやかでせつない名著。」(裏表紙より) 
*まさに名著。
②―「国家は何のためにあるのか?ほんとうに必要なのか?国家なき社会は絶望ではない。 希望と可能性を孕んでいる。よりよく生きるきっかけとなる、<問い>と<技法>を人類学の視点からさぐる。」「この本で考える「アナキズム」は達成すべき目標ではない。むしろ、この無力で無能な国家のもとで、どのように自分たちの手で生活を立てなおし、下から「公共」をつくりなおしていくか。「くらし」と「アナキズム」を結びつけることは、その知恵を手にするための出発点だ。(「はじめに」より)」(以上、帯より)


書くこと。生きること。:Hiromi's Blog

書くこと。学び、考えること。難病ALSに罹患し、世界や自分のあり様を疑う戦慄の時間。生きた証として書いていきます。 satohiromi.amebaownd.com/